庄内浜の夏の味覚「岩ガキ」の水揚げピーク 身が大きく濃厚で甘みが特徴
庄内浜の夏の味覚・岩ガキの水揚げがピークを迎え、遊佐町の吹浦漁港でいま、地元の漁師が水揚げ作業に追われています。
遊佐町吹浦で取れる天然の岩ガキは、豊富なミネラルを含んだ鳥海山の伏流水が海底に湧き出す地域で育ち、身が大きく濃厚な甘みが特徴です。今シーズンは、5月23日に水揚げが解禁されました。吹浦漁港では、12日朝、素潜り漁を終えた漁師たちが、水揚げされた岩ガキの殻に付いた海藻などを専用の刃物を使って取り除いていました。
吹浦岩ガキの会篠川尚宏さん「ことしも例年通り順調に始まりましていい感じで来ています。身の入りは最初からいつも以上にミルクの部分が多くてふっくらしてましたね」
篠川さんの船は、午前10時過ぎに港に戻り仲間が待ち受ける岸壁に岩ガキを水揚げました。昨日までの大雨により海の中は見えづらい状況でしたが、食べごろの岩ガキを50キロほど水揚げしました。
吹浦岩ガキの会篠川尚宏さん「地元のカキ食べて、どんだけおいしいのか。この辺の景色見ながら来てもらえれば」
吹浦漁港では、7月20日午前9時から天然岩ガキの即売会を開く予定で、殺菌施設の見学や焼きガキの販売も行われます。天然岩ガキの水揚げはお盆過ぎまで続く見込みです。