新年度スタート 山形県内18地点で最低気温が氷点下 西吾妻スカイバレーでは除雪始まる
新年度のスタート初日ですが、山形県内は18の観測地点の最低気温が〝氷点下〟を記録する厳しい冷え込みとなり、各地で春の雪が降りました。
午前10時ごろの山形市新山の様子です。4月に入ったにも関わらず視界をさえぎるほどの雪が降り、歩道にはうっすらと雪が積もっています。山形地方気象台によりますと気圧の谷や湿った空気の影響で県内は多くの地域で雪や雨が降りました。各地の最低気温は、西川町大井沢で氷点下5度。大蔵村肘折で氷点下4.1度。山形で氷点下0.6度などとなり、県内22の観測地点のうち、18地点で最低気温が〝氷点下〟を記録しました。
中川悠アナウンサー「時刻は正午を回りました山形駅前です。目視でもしっかり確認できるほどの大粒の雪となっています私の傘についている雪もかなり水分を多く含んでいるのがわかります」
JR山形駅前では、季節外れの“春の雪”に驚く声も聞かれました。
きょうのこの天気は?「1月とか12月とかの天気」「寒いですびしょ濡れで嫌ですズボンが・・・」
こんなに雪降ると思っていた?「思ってなかった」「びっくりしました」「季節の寒暖差が体にもきつい」
山形地方気象台によりますと県内は1日夜から2日日中にかけて各地で雨や雪となる見込みですが、その後、4月5日ごろからは4月中旬並みの暖かさが期待できるということです。
一方、ゴールデンウイークに向けての準備です。米沢市と福島県とをつなぐ山岳観光道路「西吾妻スカイバレー」で除雪作業が始まりました。
西吾妻スカイバレーは米沢市の白布温泉ゲートから福島県側のゲートまで15・7キロメートルが去年11月から雪のため閉鎖されていて、このうち山形県側の除雪区間は福島県境までの8・1キロとなっています。
1日に始まった除雪作業にはブルドーザーやロータリー除雪車など5台が出動。今シーズンは例年よりも雪が多く閉鎖ゲート付近では高さが3メートルと昨シーズンのおよそ2倍となっています。
除雪を請け負う太田建設 冨士川一雄さん「今年は量が多い。湿った雪で締まって固くなって重たい雪。固くてロータリーもなかなか進めない。来週から気温も上がるので解けるのを期待して安全第一で進めたい」
除雪は2週間ほど続く見込みで、除雪終了後ガードレールや道路標識が設置されます。「西吾妻スカイバレー」はゴールデンウイーク前の4月下旬に開通する予定です。