米沢市が事務局を務める任意団体に対し、市が今年度に支出したおよそ7600万円について、市の監査委員会は12日、「請求者と受領者が同一で支出は不適切」として市に返還を求めるよう勧告しました。

近藤洋介米沢市長「米沢市としてはまずは当時の行為が不法行為であると代表監査委員から指摘を受けたことはまずは非常に遺憾である」

米沢市監査委員会が市に対し是正勧告したのは、米沢市が今年度の負担金として米沢観光推進機構に支出した7600万円です。
米沢観光推進機構の会長は米沢市長が兼務していて、支払う側と受け取る側が同一人物である点が民法108条に違反していると説明しています。
市民の有志から住民監査請求があり監査委員が監査していました。監査委員は、今年度中に是正するよう求めています。
米沢市は、推進機構に共同代表を置くことなどで違法状態は解消されると認識していて、共同代表を配置するなどして負担された予算を返還を求めないとということです