「血筋のせいで悪しき現象起きている」800万円だまし取った疑い 酒田市の僧侶再逮捕
山形県内の高齢女性などから祈祷料の名目で現金をだまし取ったとして逮捕された酒田市の僧侶が中山町の女性に「有名寺院に祈とうさせる」などとうその説明をし、多額の現金をだまし取ったとして6日再逮捕されました。逮捕されたのは、これで3度目です。
再逮捕されたのは、酒田市の宗教法人、大日院の僧侶、宗像法照こと眞鍋明夫容疑者(67)です。
警察によりますと、眞鍋容疑者は2020年の2月上旬から2021年7月上旬までの間、大日院が開いた相談会の会場や電話などで中山町の当時60代の女性に「血筋のせいで悪しき現象が起きているので有名寺院に祈とうさせる」、「祈とう料は有名寺院に収める」などとうそを言って、5回に渡り、あわせて800万円をだまし取った詐欺の疑いがもたれています。
大日院はこれまで相談者のべ330人以上から4億円以上、そのうち眞鍋容疑者は、のべ280人から3億9000万円を受け取ったことが分かっています。警察はほかにも余罪があると見て調べています。