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庄内地域で新米の品質検査始まる 初日はほぼ全量が一等米の格付け 収量は平年並みかやや少ない見込み

2024年9月12日 17:49
庄内地域で新米の品質検査始まる 初日はほぼ全量が一等米の格付け 収量は平年並みかやや少ない見込み

7月の大雨被害でコメの収量の大幅な減少が見込まれる庄内地域で12日、新米の品質検査が始まりました。初日はほぼ全量が一等米に格付けされ、今シーズンは例年通りの品質に戻ると見込まれています。

鶴岡市の「JA庄内たがわ」で新米の品質検査が始まりました。検査は去年より1日早い実施で、管内の生産者が持ち込んだひとめぼれやはえぬき、それに雪若丸を、コンテナバッグやコメ袋からサンプルを抜き取り、検査しました。品質検査は、JAの検査員が目視でコメ粒の形や色、それにひび割れの有無など確認し、検査機で水分などを量ります。
JA庄内たがわによりますと例年、一等米比率は9割を超えますが、去年は高温障害により2割にまで激減しました。
今年の初日は、管内でおよそ90トンの新米が検査されました。その結果、ほぼ全ての新米が一等米に格付けされ、例年通りの品質に回復したということです。検査された新米は、低温倉庫に運ばれ一等米を表すスタンプが押されました。

JA庄内たがわ鈴木重昭検査員「去年は高温が続いて夜も暑かったので昼夜)温度差がなくどうしてもコメが白くなってしまったりして品質が良くなかったりしたが、ことしは夜がちゃんと温度が下がったので白くなっているコメが少ないので品質は良いのかなと思っています」

JA庄内たがわによりますと7月の大雨被害を受けずに管内で収穫された新米の品質は高い一方で、籾の数がやや少ない傾向があるということです。このため収量は、平年並みかやや少なくなる可能性があるとして、生産者に時期を逃さず刈り取りを進めてほしいとしています。

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