日傘を差しながら庄内地方で「つや姫」の稲刈り始まる 順調に育ち高品質のコメ期待
コメどころの庄内地方で山形県産ブランド米「つや姫」の稲刈りが始まりました。ことしは7月の大雨など天候による影響が心配されましたが、イネは順調に育っていて高品質のコメが期待できるということです。
10日の県内は広い範囲で晴れて気温が上がり、県内22の観測地点のうち21地点で最高気温が30度を超える真夏日となりました。最高気温が33.3度まで上がった鶴岡市では、稲刈りが本格化しています。
鶴岡市上山添にある菅原和行さんの田んぼでは10日、日傘を差しながら「つや姫」の収穫を始めました。
菅原和行さん「品質に関しては期待できると思います。いままで刈った品種は全量、一等に入っているので」
「つや姫」を作付けしている田んぼは2.75ヘクタール。ことしは、気温の高い日が続いた上に7月の大雨もあり、天候による影響が心配されましたが、これまでのところイネは順調に育っているということです。
菅原和行さん「刈ってみての感想だが去年よりは品質が良さそうな稲姿だし、稲が疲れていない。おいしいお米になっていると思う。おいしい庄内米、ブランドを汚さないように頑張りたい」
菅原さんの田んぼでは、ここ2、3日が収穫の最盛期となり、「つや姫」については、ことし想定した通りの収量を見込んでいるということです。
県は品質の高いコメの収穫に向け、収穫の適期での刈りとりを呼びかけています。