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川西町議員に議会が3度目の辞職勧告決議 議員「違法行為はしていない」辞職否定 町運営空き家バンクの手付金100万円受け取る・山形

2024年3月19日 21:17
川西町議員に議会が3度目の辞職勧告決議 議員「違法行為はしていない」辞職否定 町運営空き家バンクの手付金100万円受け取る・山形

川西町が運営する空き家バンクの手付金名目で購入希望者から不適切に現金100万円を受け取ったとされる町議会議員に対し、町の議会は19日、3度目の辞職勧告決議を可決しました。一方、町議は、辞職せずに議員を続ける意向を表明しました。

川西町議会井上晃一議長「賛成の方のご起立を求めます。全員ご起立。よって本案は原案の通り決定いたしました」

3度目の辞職勧告を受けたのは、川西町議会の高橋輝行議員です。町などによりますと、高橋議員は去年2月、町が運営する空き家バンクでの売買を巡り、所有者と購入希望者が直接、やりとりをする制度にも関わらず、購入を希望した町内の男性に対し、「自分が契約をまとめる」などと説明し、手付金として現金100万円を受け取りました。
高橋議員は、報道陣の取材に対し、「だまし取る意図はなく購入費用として一時的に預かっただけ」と説明。男性からの指摘を受け、返金しています。
川西町議会はこれまで高橋議員に、経緯の説明を求める問責決議案を2度可決しました。さらに、町民の議会に対する信頼を失墜させた責任は重いとして、これまでに2度の辞職勧告決議を全会一致で可決。今回が3度目の辞職勧告決議です。

川西町議会遠藤明子議員「手付金不正受領に関し2度にわたる問責決議辞職勧告決議にも関わらず、町民と議会に対し未だに説明責任が果たされていない。町民の信頼を著しく失墜させたことの社会的・道義的責任は重い」

辞職勧告決議を受けて高橋議員は。

高橋輝行議員「決議は決議として重く受け止めなければならないということ」
辞職という考えは?「法的な違法行為は何もやっていないので辞職という考えはない」

高橋議員は、現金を受け取った経緯などについて、今後の議員活動の中で町民に対し、説明をしていく考えを示しています。

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