×

SNSを利用した投資詐欺が急増 去年1年間の被害額4億1500万円余りに 県警や金融機関などが被害防止を訴え

2024年3月18日 20:13
SNSを利用した投資詐欺が急増 去年1年間の被害額4億1500万円余りに 県警や金融機関などが被害防止を訴え

県内では「必ず儲かる」などとかたるSNSを利用した投資詐欺が急増していて、去年1年間の被害額は、4億1500万円余りに上ります。
県警や金融機関などが合同で18日、記者会見を行い、被害防止を訴えました。

記者会見には、県警察本部生活安全部の阿部喜彦部長や、金融関係機関の代表者が出席しました。県内では、SNSを利用した投資詐欺が、去年9月以降急激に増加しています。去年1年間に36件の被害が発生し、被害額は合わせて4億1500万円余りと、SNSを利用した投資詐欺の被害額が過去最高を記録しています。

県警察本部生活安全部の阿部喜彦部長「SNS等を利用して相手と対面することなくやりとりを重ね相手との関係を深めて信用させる。その上で犯人グループが指定した預金口座に振り込ませたり暗号資産を送らせたりして金銭をだまし取る方法」

また、ことしに入ってから3月13日までに既に19件、合わせて約1億3000万円の被害が発生し、去年を上回るペースで被害が増えています。
会見では被害の現状や、被害に遭わないためのポイントなどが説明されました。

東北財務局山形財務事務所の皆川修磨事務所長「必ず儲かる・元本保証・高利回り・高配当・損失補てんという言葉は絶対に信じないで下さい。これらの言葉での勧誘は金融商品取引法で禁止されている。絶対に怪しいと疑ってほしい」

県警などは「SNSなどで面識がない人からの投資勧誘は信用しない」ことや、怪しいと感じた場合には、すぐに警察や金融機関に相談するよう呼びかけています。

    山形放送のニュース