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甲斐絹は「海気」?万国博覧会の賞状など寄付 明治初期の貴重な史料 山梨・都留市

2024年8月7日 18:59
甲斐絹は「海気」?万国博覧会の賞状など寄付 明治初期の貴重な史料 山梨・都留市

 郡内織物「甲斐絹」に関する明治時代の貴重な史料が7日、都留市に寄付されました。

 寄付されたのは、1873年(明治6年)のウィーン万国博覧会などに出品した「甲斐絹」に贈られた賞状やメダルなど7点です。 

 都留市の織物業、鈴木与治右衛門が受賞して代々受け継がれてきたもので、ひ孫にあたる鈴木丸さんが市に寄付しました。

 当時は「海気」とも記されていた甲斐絹。
 
 明治初期の時点で質や技術において、海外から高い評価を受けていたことを示す貴重な史料だということです。

史料を寄付した 鈴木丸さん
「歴史あるものを我が家で保管しているよりも市に寄付することで、多くの人に見てもらえると思い寄付を決めた」

ミュージアム都留 福島怜 学芸員
「(都留市)谷村で織られた織物が世界で高く評価されていたという点を強く感じてほしい」

 寄付された史料はミュージアム都留で保管し、調査や研究をしていくということです。

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