「がん治療に有効と考え」大麻草栽培・所持の罪に問われた男女「タッパに入れ使用」山梨
自宅で大麻草を栽培するなどした罪に問われている男女2人の裁判が30日、甲府地裁で始まりました。
大麻取締法違反の栽培と所持の罪に問われているのは、甲府市湯村の自営業、平山久美子被告(50)と甲府市山宮町の小売業、柳田祥宏被告(51)の2人で、今年3月から7月にかけて平山被告の住宅で大麻草53本を栽培したほか、乾燥大麻片11.81グラムを所持したとされます。
30日の初公判では所持についての罪状認否が行われ、2人は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察側は平山被告ががんの治療に大麻草から抽出したオイルが有効だと考え、共犯者として起訴されている内縁の夫と7~8年前から大麻草を栽培するようになったと指摘。収穫した大麻草はタッパに入れ、3人で使っていた」と明らかにしました。
次回の裁判は11月21日に開かれる予定です。