「闇バイトに注意!」学生アパート大家がキャンパスで呼びかけ 相次ぐ強盗受け 山梨
闇バイトが絡んだ強盗事件が相次ぐ中、都留市の都留文科大学のキャンパス内で12日、闇バイトに注意を呼びかける啓発活動が行われました。
「闇バイト注意です!」
若者の闇バイトへの応募を防ごうと都留文科大学で呼びかけを行ったのは、周辺のアパート経営者でつくる自主防犯団体や大月警察署などです。
8月以降、首都圏を中心に闇バイトが絡んだ強盗事件が多発している一方、県内でも犯罪の下見の可能性がある不審者情報が相次ぎ、関係者は危機感を強めています。
学生向けアパートの経営者は
「一番心配しているのは私たちのアパートに入居している若者が闇バイトに巻き込まれていないか。なかなか大家と学生がコミュニケーションが取れない部分もあるので、こういった活動を通じて少しでも学生が巻き込まれないようにしたい」
一方、闇バイトの募集とみられるSNSの投稿に対し、県警が警告を出した件数が、この1年間で2278件に上ったことが分かりました。県警サイバー犯罪対策課によりますと、具体的な仕事の内容は明かさないまま「初心者大歓迎」「即日現金」「誰でもできる」などと、好条件で働き手を募集しているものが多いということです。
県警サイバー犯罪対策課は「闇バイトが疑われる求人は犯行の実行役を手広く募集するものなので、絶対に応募しないでほしい」としています。