女性2人から計280万円だまし取る “ロマンス詐欺”の男に執行猶予付き判決 山梨
オンラインゲーム上で知り合った女性2人から計280万円をだましとった罪に問われていた男の裁判で甲府地裁都留支部は11日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
詐欺の罪に問われていた三重県津市の自称・アルバイト、清水孝之容疑者(48)はオンラインゲーム上で知り合った富士河口湖町と鳥取県の女性にSNSなどのやり取りで好意を抱かせ、「兄に借金があって金が必要」などとうそを伝えて計約280万円をだましとったとされます。
判決で甲府地裁都留支部の稲垣雄大裁判官は「被害者らの恋愛感情に付けこみ、架空の兄の窮状を訴えるなど犯行態様は悪質。オンラインゲームの課金目的の動機は身勝手で、強い非難はまぬがれない」などと指摘しました。
一方で被害者との間で示談が成立しているなどとして、懲役2年の求刑に対し、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。