老舗氷問屋にかき氷お目見え 1個250円…値上げせず 地域に涼を届ける 山梨・市川三郷町
本格的な夏の始まりを前に、市川三郷町の氷問屋の店先には今年も冷たいかき氷がお目見えし、地域の人たちに涼を届けています。
市川三郷町市川大門の1918年創業の氷問屋、相田商店を訪ねました。
相田商店のかき氷は純度の高い氷で作っているため、ゆっくり食べても最後まで溶けにくいと評判なんだそう。
荒木キャスター
「いただきます…冷たくておいしい!暑い日差しと昔ながらのかき氷、どこか懐かしさを感じます」
近年は電気代や材料費が軒並み値上がりし中でもカップは30年前の2倍になった、と語るのは店を切り盛りする相田まゆみさん。
それでも昭和の時代から、1つ250円の値段を守り続けています。
相田商店 相田まゆみさん
「小さい子供がおこづかい持って買いに来てくれるんです。今年は値上げしようと思っていても出来ないですよ。おいしいって言ってもらえるのが励み」
真夏になれば決まってやってきてくれる花火職人の皆さんもいるんだそう。
かつて県内にたくさんあった氷屋さんもずいぶんと少なくなりました。
相田さんは「いつまでできるか分からないけれど、元気なうちはがんばりたい」と話していました。