8日朝、山梨県昭和町の県営団地の一室で20代の外国人女性が血を流して倒れているのが見つかり死亡した事件で、警察は8日夜、死体遺棄の疑いで交際相手のブラジル人の男を逮捕しました。

　捜査関係者などによりますと、8日午前9時15分ごろ、昭和町上河東の県営常永団地の4階の一室で20代の外国人女性が血を流して倒れているのが見つかりました。警察官が駆け付けたところ、女性の腹部には刃物で刺されたような跡があり、心肺停止の状態でその後、死亡が確認されました。

　死体遺棄の疑いで逮捕されたのはブラジル国籍で昭和町上河東の職業不詳、ミヤカワ・シジネイ・トキオ容疑者（49）です。警察によりますと、ミヤカワ容疑者は7日午後10時ごろから翌8日午前9時15分ごろまでの間、20代女性の遺体を団地の一室に放置した疑いです。

　警察は殺人などの疑いで捜査を始め、現場にいたとみられるミヤカワ容疑者の身柄を東京都内で確保し事情を聞いていましたが、死体遺棄容疑が固まったとして逮捕しました。女性が死亡した経緯についても、ミヤカワ容疑者が事情を知っているとみて調べる方針です。