大阪府咲洲庁舎に入るホテルが賃料を滞納している問題で、差し押さえを免れるために資産を隠したとして、ホテルの経営会社の社長ら2人が逮捕されました。

　逮捕されたのは、大阪府咲洲庁舎に入る「さきしまコスモタワーホテル」の経営会社の社長、誉田喜博容疑者ら2人で、警察によりますと、去年8月から9月、賃料を滞納していたことによる差し押さえを免れるために、ホテルの売上金約900万円を別の会社の口座に隠した疑いです。
　
　ホテルは約5年前から賃料を滞納していて、大阪府が損害賠償などを求め提訴。今年6月、ホテル側に約26億円の支払いと退去を命じる大阪高裁の判決が確定し、府が10月末までの退去をホテル側に通告していました。

　警察は、2人が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。