世界初!大腸が右側と左側で異なる役割があること明らかに がんの新治療法の開発に期待 大阪大学など
大阪大学らの研究グループは、大腸が右側と左側で異なる役割があることを世界で初めて明らかにしました。
大阪大学と国立がん研究センターの研究グループは、大腸がんが小腸から遠い大腸の左側に起こりやすい理由の解明などを進めるため、100人以上の大腸と小腸の一部を採取し解析しました。
すると、これまで大腸の役割は単に「水分吸収」を担うと思われてきましたが、研究で水分の吸収を担うのは主に大腸の左側で、右側は小腸と同じく、体に有害な異物を排除する働きをしていたことがわかりました。
さらに小腸は全身の免疫の中枢を担っていて、大腸がん進行の制御に関わっていることも新たにわかりました。今後は小腸の免疫力を活用した、がんの新たな治療法の開発が期待されます。
最終更新日:2024年11月8日 19:19