和歌山県は7日、田辺市の焼き肉店で起きたノロウイルスによる集団食中毒について、10歳から87歳の合計56人が下痢やおう吐などを発症したと発表しました。

　和歌山県によりますと、和歌山県田辺市の「炭火焼肉力車」で28日に利用した2グループの7人が下痢やおう吐などを発症し、有症者や調理従事者の便などから「ノロウイルス」が検出されたため、県は5日、ノロウイルスによる集団食中毒が発生したとして、施設を5～7日まで営業停止にしていました。

　その後の調査で、2月28日から3月2日にかけて利用した17グループの49人も、下痢や発熱などを発症したことが判明。有症者はあわせて56人になりましたが、全員快方に向かっているということです。

　県は、営業停止の期間をさらに1日延長し、8日までの4日間にする措置をとりました。