2歳女児死亡で父親に逆転無罪 大阪高検が判決不服で上告「自分たちの失敗を覆い隠すためにしている」
義理の娘に暴行して死亡させた罪などに問われ、5年半にわたり勾留されたあと、 二審で逆転無罪となった父親について、大阪高検は、判決を不服として最高裁に上告しました。
今西貴大被告(35)は2017年、義理の娘の希愛(のあ)ちゃん(当時2)の頭に、何らかの方法で衝撃を加え、死亡させた罪などに問われています。
今西被告は、逮捕直後から一貫して無罪を主張。一審の大阪地裁での懲役12年の有罪判決について、弁護側が控訴していましたが、11月、大阪高裁は判決で、「虐待していたことを示す事情を見いだせない」として、無罪を言い渡しました。
そして、上告期限となる12日、大阪高検が最高裁に上告したことを受けて、今西被告が会見を行いました。
今西貴大 被告
「検察は一人の人間の人生を何だと思っているのでしょうか。自分たちの失敗を覆い隠すために上告をしている」
大阪高検は「上告審で適正な判決を求めるため上告した」とコメントしています。