奈良市は26日午後、職員の懲戒処分を発表しました。
　工場整備課の男性職員（39）は、インターネットのゲームで16歳少女と知り合い、少女が「学費に困っている」と書き込んだことから、少女に4万2000円を振り込んで、自身のみだらな姿を撮影させて画像を送信させたとして、停職2か月の処分を受けました。

　男性職員は、「自分からわいせつ画像を要求してはいないが、拒否はしなかったので、要求したと言われても仕方がない」と話しているということです。

　男性職員はその画像をスマートフォンに保存していたということで、7月に児童ポルノ禁止法違反で警察に逮捕されましたが、不起訴処分（起訴猶予）となりました。

　また、国保年金課の職員（62）は、他の職員の頭をつかみ、声を荒げて数回ひっぱったり、電卓を投げたりするなどの暴行を加えたとして、1ヵ月10分の1の減給処分を受けました。

　奈良市は「今回の行為は、市及び市職員の信用を著しく傷つける行為であり、市民の皆様に対し深くお詫び申し上げます。今後、失った市民の皆様の信頼回復と再発防止に向けて、本市として全力をあげて取り組んで参ります」と謝罪しています。