NTT西日本、NTT東日本、NTTタウンページの3社は19日、紙ベースの電話帳「タウンページ」と、電話番号案内の「104番」について、2026年3月末にサービスを終了すると発表しました。100年以上続いた歴史に幕を下ろすことになります。

　NTTが発行する電話帳「タウンページ」は1890年の電話開通と同時に「電話加入者人名表」として初めて発行され、130年以上にわたり利用されてきました。黄色い表紙がトレードマークで、名前や住所をもとに電話番号などを探すことができる一方、個人情報保護に関する社会的意識の高まりなどから、発行部数が減少していました。

　また「104番」を押して、個人や企業の電話番号を案内するサービスについても、インターネットなどの普及により利用者が減少していることなどから、「タウンページ」と同様に終了する方針だということです。

　紙ベースの電話帳と「104」は再来年3月に終了となる一方、点字電話帳やウェブ版の「iタウンページ」は引き続き継続するとしています。