若者の『闇バイト』を防ぐ!大阪府警が高校生に向けて講義 犯罪グループの巧妙な手口を紹介
社会問題化する「闇バイト」に若者が手を出すのを防ごうと、大阪府警西成署は14日、大阪府立今宮工科高校(大阪市西成区)で、闇バイトの巧妙な勧誘手口などを紹介する講義を開き、注意を呼びかけました。
闇バイトでは、自身や家族の住所などを登録させられることが多く、抜け出そうとしても「親に危害を加える」などと犯罪グループから脅される事例が相次いでいます。
生徒たちは、SNSの広告から闇バイトに手を出してしまった18歳の少年の事例の紹介や、闇バイトに関するクイズなどを通して、危険性について理解を深めていました。
西成署生活安全課の辻本浩嗣課長は、「犯罪グループは『簡単作業♪』『短時間・高収入!』『ホワイト案件☆』といった甘い言葉で犯罪実行者を探している。怪しい誘いには乗らず、一度引っかかっても引き返すことができるチャンスはあるはずなので、勇気を持ってすぐに警察に相談を」と呼びかけました。
講義を受けた生徒らは、「最初のほうに、一般的なバイトをはさんでから強盗などに勧誘されるんだなと。高校生がだまされやすい内容で誘ってくるんだなと思った」「少しでも怪しいと思った時点で、親や学校の先生に相談したいなと思う」などと話していました。