7世紀後半当時では最大の建物か 天皇の住まいとみられる建物跡を発見 奈良・明日香村の飛鳥京跡
奈良県明日香村にある飛鳥京跡で、当時最大の建物の跡が発見されました。天皇が住んでいたとみられます。
建物の跡が発見されたのは、飛鳥京跡の石敷広場から北に約50メートルの場所です。
10月から行われている発掘調査で出土したもので、7世紀後半のものとみられています。
橿原考古学研究所によりますと、建物跡は15年前の発掘調査でも確認されましたが、今回、柱の跡などが複数確認されたことから大きさが判明し、東西35メートル・南北15メートルと当時最大の建物だったことが分かりました。
柱の間が広く作られている部分があることから、当時の天皇が住んでいたとみられ、この後の時代に作られた平城宮の内裏などの先駆けと考えられるということです。