【速報】女性との性的関係めぐり不信任決議受けた岸和田市長が議会を解散 市長も議長も「大義はない」市長は辞職・失職せず
女性との性的関係をめぐって市議会による不信任決議を受けて、大阪府岸和田市の永野耕平市長は、24日、市議会を解散しました。午前10時ごろ、永野市長は「議会解散」の通知書を市議会の議長に提出し、今後、市議会議員選挙が行われることになります。
市の選挙管理委員会によると、市議選は来年2月2日の実施を想定し、準備を進めているということです。
通知書を受け取った烏野隆生議長は、「24日をもって議会を解散する旨の通知がありました。(議員は)不信任案を出す覚悟と信念を持ってやってるので、今回の解散はなかなか大義はないのかなと思います」と語りました。
大阪府岸和田市の永野耕平市長は、性的な関係を強要したとして、府内の女性から提訴され、11月、解決金500万円を支払うことなどで和解しました。
永野市長は、女性と不倫関係にあったことは認めて謝罪し、所属していた大阪維新の会に離党届を提出(党からも離党勧告処分)して受理された一方、関係の強要は否定し、市長の職を続投する意向を示してきました。
これに対し市議会は、市長の説明に納得がいかないとして辞職を求める声があがり、9日から20日までの間、本会議や委員会への出席を拒否する申し入れ書が出され、さらに19日、「混乱を招いた責任は大きい」などとして、市長の不信任決議案を提出することを決定。
20日の市議会で、永野市長は欠席する中、不信任案は即日採決され、出席者の4分の3以上が賛成し、可決されました。市長は30日までに辞職するか議会を解散しなければ、自動的に失職することになっていました。
■岸和田市長が会見「決議に大義ない」辞職・失職しない意向表明
女性との性的関係をめぐって市議会による不信任決議を受け、議会を解散した大阪府岸和田市の永野耕平市長は、24日午後3時ごろから、記者会見を行い、「不信任決議の内容は全く理解できないし、決議に大義がない」と批判したうえで、「市民の皆さんに決めてもらい、選ばれた方が再選後に私に不信任決議を出され(過半数が賛成し)たら自動失職するので、そのタイミングで市長選挙になると思う」と語り、自身が辞職・失職する考えはない意向を示しました。