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フィギュア・山本草太 新プログラムで「“ニュー草太”を見せたい」勝負メシは罪悪感のない“バナナ”

2023年7月1日 9:32
フィギュア・山本草太 新プログラムで「“ニュー草太”を見せたい」勝負メシは罪悪感のない“バナナ”
山本草太選手
トップスケーターたちが集まるドリーム・オン・アイス2023。公演に臨む山本草太選手に、日本テレビが独占インタビューし、新シーズンへの思いを伺いました。

新シーズンはショート・フリーともに新たなプログラムで臨む山本選手。

ショートプログラムは、デイビッド・ウィルソンさんが振り付けを務める『chameleon』。

「いつも自分のプログラムは自分で曲をたくさん聞いて、自分で曲を選んで提出する場合が多いですが、デイビッドに任せていたら素晴らしいものができると思って、すべてお任せしました。曲を頂いたときは『自分らしくない、自分では絶対に選ばない曲』だと思いましたが、難しいからこそ振り付けも新鮮で、楽しく振り付けできたので、“ニュー草太”を見せたい』と語りました。

フリーは宮本賢二さん振り付けの『エクソジェネシス交響曲第3番』。「今回のプログラム選びは難航して、やっとこの曲に巡りあえたというか、この曲で今シーズン行こうと思えた。自分のエクソジェネシスを表現できるかなと思います」と話しました。

オフシーズンでの取り組みについて聞くと、「4回転フリップと、4回転ルッツの練習をしていました。4回転ルッツは初めてこのオフに成功することができて、まだまだ自分の成長を実感できています」と新たな4回転ジャンプの存在を明かし、「プログラムに入れるとしたらフリップですが、サルコウとトーループを入れた安定した演技を目指したい。合間を縫ってフリップ、ルッツ、ループも練習して、いつか武器にできるようにしたい」と意気込みの発言。

新しいジャンプは当然体への負担もあり、トレーニングについては「オフアイスでのトレーニングは行っているんですけど、負荷を増やしたりとか、トレーニングも変わっています。またケガをしない体づくり。練習量だけを増やすとケガにつながって競技に生かされない場合があるので、見極めが大事になる」と自身を分析しながら練習していると言います。

食事面では、ケガの経験から栄養や食べるタイミングなどにも気をつかうようになったという山本選手。“勝負メシ”について聞くと、「バナナが罪悪感無く食べやすくて、手に入りやすいので、練習前・練習後、試合の日とかも食べてますね」と回答しました。

最後に新たなシーズンの目標を伺うと、「どの試合も、アイスショーも全力で取り組みたい。昨シーズンはグランプリシリーズで表彰台に上がることを目標にしていて、2度上がったので、今シーズンもそういったところを目指して、さらには上を目標にして取り組んでいきたい。初の世界選手権では悔しい思いをしたので、リベンジしたい」と語りました。

<ドリーム・オン・アイス2023>
○会場
コーセー新横浜スケートセンター

○日程
・6月30日(金)18:00開演
・7月1日(土)12:30開演、17:30開演
・7月2日(日)12:30開演

○出演者
男子シングル:島田高志郎、友野一希、佐藤駿、山本草太、三浦佳生、吉岡希、片伊勢武アミン、佐々木晴也、高橋星名
女子シングル:坂本花織(土日公演のみ)、三原舞依、島田麻央、中井亜美、千葉百音、吉田陽菜、渡辺倫果、上薗恋奈
アイスダンス:小松原美里/小松原尊
ゲスト:チャ・ジュンファン、イリア・マリニン、イ・ヘイン、ルナ・ヘンドリックス
シンクロナイズドスケーティング:神宮アイスメッセンジャーズ