高校野球宮城大会が開幕 犠牲者に黙とうも
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県で9日、第93回全国高校野球選手権宮城大会が開幕した。
宮城大会に出場するのは77校で、選手入場では被災した学校の選手たちが復興にかける思いなどを書いた横断幕を掲げて行進した。その後、全員で震災の犠牲者に黙とうをささげた。また、去年の準優勝校で、津波によって準優勝盾を流された気仙沼向洋高校に新しい盾が贈られた。
選手宣誓は自宅が被災した柴田高校・佐藤裕次主将が行い、「被災した人々に勇気と感動を送りたい」と宣誓した。
大会は9日から1回戦が始まり、順調に行けば26日の決勝で宮城代表が決まる。