日本時間１３日に開幕するＦＩＦＡ　ワールドカップを前にザックＪＡＰＡＮはキャンプ地のブラジル・イトゥでの練習を報道陣に公開した。現地から富田徹記者が中継。

　練習は日本時間１０日午前６時現在も続いているが、報道陣には冒頭のみ公開された。練習冒頭、選手たちは初めて使うグラウンドの状況を確かめるようにボールを使ったウオーミングアップを行った。

　主力の本田選手や香川選手からも笑みがこぼれるなどリラックスした様子で、パス回しでは大きなかけ声が飛び交うなど息の合った様子も見せていた。また、ザンビア戦で負傷した岡崎選手は包帯姿で練習に参加したが、ケガの影響を感じさせず軽快な動きを見せていた。ザックＪＡＰＡＮは初戦の開催地、レシフェに移動する１３日までここで調整を続ける。

　一方、開幕戦が行われるサンパウロでは９日、地下鉄の職員らによる賃上げ要求デモが暴徒化し、治安当局との衝突に発展した。開幕戦が３日後に迫る中で事態収拾のメドは立っておらず、影響を懸念する声が広がっている。