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黒人青年死亡、住民が暴徒化 ボルティモア

2015年4月28日 10:55

 アメリカ東部のメリーランド州ボルティモアで警察官に逮捕された黒人青年が死亡したことに抗議する住民らが27日、暴徒化した。警察官15人がケガをしたほか、店舗などが放火され混乱が広がっている。

 ボルティモアでは今月12日、25歳の黒人青年が白人警察官に逮捕された際に脊髄を損傷し、その後、死亡した。地元では警察官の暴力によるものだとして抗議活動が続いていたが、27日午後、住民の一部が警戒に当たっていた警察官に石やレンガを投げるなどし、警察官15人がケガをした。暴徒化した住民らは警察車両を破壊し、店舗で商品を略奪したり、放火したりするなどした。

 ボルティモア市長「暴徒は、ただ単に暴力を起こして街を破壊したいだけの不良だ」

 当局は非常事態宣言を出し、州の兵士を派遣して事態収拾に当たっている。