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米大統領“真相究明”を強調 黒人青年死亡

2015年5月2日 16:46

 アメリカ東部のボルティモアで逮捕された黒人青年が死亡した事件で警察官6人が殺人などの容疑で立件された事を受けて、オバマ大統領は1日、真相の究明を強く求めた。

 黒人青年が死亡した事件について州の検察当局は1日、警察官1人を第2級殺人の疑いで、5人を暴行などの疑いで訴追した。検察はまた、黒人青年の逮捕自体も根拠のないものだったと指摘した。

 これを受けてオバマ大統領は1日、真相究明が不可欠だと強調した。

 オバマ大統領「何が起きたのか、真実を絶対に解明しなくてはならない。全ての証拠が提示される必要がある」

 一方、警察官の組合は「性急な判断だ」と検察の決定に反発している。また、ボルティモアでは1日夜、警察官の訴追を聞いた市民が市庁舎周辺に集まったが、その後、夜間外出禁止令を守らなかったとして数人が逮捕されたという。