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天安門事件から26年 遺族真相究明求める

2015年6月4日 7:55
天安門事件から26年 遺族真相究明求める

 中国で、学生らによる民主化運動が武力で鎮圧され、多数の死者を出した天安門事件から4日で26年となる。中国政府は厳しい規制を敷いている。

 北京市内では3日夜から多くの警察官が動員され、事件で子供を亡くした遺族の追悼集会などは許されていない。26年を前に遺族らは公開文書を発表し、李克強首相が3月、日本に対し「先人の歴史の責任も負うべき」と述べたことに言及。天安門事件についても中国の指導者が責任を負うべきだと批判し、事件の真相究明を求めた。

 息子を亡くした張先玲さん「自国の国民を殺害した罪はもっと糾弾すべきです。指導者が日本に言うように、自らも罪を隠し、歴史をわい曲してはいけない」

 これに対し、中国外務省は3日、会見で「完全に性質が異なることだ」と述べ、事件後の中国の歩みは正しかったと主張した。