◇プロ野球セ・リーグ　巨人3x-2広島(13日、東京ドーム)

広島は8回に同点に追いつかれ、延長戦に突入すると、12回に中崎翔太投手が打たれ、サヨナラ負けとなりました。

今季初登板を果たした森下投手はランナーに出塁を許すものの、2回と3回にはセカンドの矢野雅哉選手の好守備に助けられるなど、5回まで無失点の好投。

しかし6回、1アウト2塁の場面で岡本和真選手の打球が東京ドームの天井に直撃。打球が懸垂物から落ちてこず、エンタイトルツーベースとなり、先制を許してしまいます。

一方、打線は2回に2アウト1、2塁のチャンスを作るも、8番・會澤翼選手の打球はライトの佐々木俊輔選手の好返球に阻まれ、得点できず。その後も森下投手を援護したい広島打線でしたが、チャンスの場面で後続が倒れ、得点には至りません。

0-1で迎えた7回、矢野選手がレフト前ヒットで出塁すると、森下投手の代打で打席に入った上本崇司選手がヒットを放ち、ランナー1、3塁のチャンスを作ります。

ここで1番・野間選手が甘く入ったストレートをうまく捉え、レフトへタイムリー2ベース。逆転に成功した広島のベンチでは、笑顔の森下投手の姿も見られました。

しかし8回、3番手として登板した島内颯太郎投手が3連打を浴び、同点に。試合は延長に突入します。

すると12回、中崎投手が1アウト2塁のピンチを背負うと、代打・大城卓三選手にタイムリーを打たれサヨナラ負け。4時間11分の熱戦も、勝利とはなりませんでした。