俺の撮った羽生結弦「3.11に宮城で滑る決意と覚悟」神カメラマンが厳選した1枚#11
3月11日、黙とう直後の羽生結弦さん【撮影:矢口亨】
羽生結弦さんが座長を務めるアイスショー『羽生結弦 notte stellata』。その練習やショー本番の様子を、カメラマンの視点から「俺の撮った羽生結弦」と題して紹介します。
第11弾の今回、厳選した1枚は、3月11日に行われた黙とうの直後をとらえた写真。
スケートファンから“神カメラマン”とも呼ばれる、撮影者・矢口亨カメラマンに聞きました。
第11弾の今回、厳選した1枚は、3月11日に行われた黙とうの直後をとらえた写真。
スケートファンから“神カメラマン”とも呼ばれる、撮影者・矢口亨カメラマンに聞きました。
■「3.11に宮城で滑る、決意と覚悟」
こちらは3月11日午後2時46分に行われた黙とう直後、羽生さんがリンクから引き揚がるシーン。
矢口カメラマンは「黙とうを終えて公演開始まで1時間ほど。羽生さんは涙で頬を濡らしたままリンクから引き揚げ、準備に向かいました」と、このときの状況を振り返ります。
「その横顔から伝わってきたのは、3月11日に宮城の地で滑ることへの決意と覚悟。羽生さんの表現が沢山の人たちの心を動かす理由に触れたような気がしました」
*カメラマン・矢口亨さん
2019年からフィギュアスケートを撮影。
その他、野球や五輪競技全般を担当。
写真集「羽生結弦 2019-2020」