×

菊池雄星はエンゼルス投手陣の柱となれるか ライブBPで9人無安打の好投 開幕投手示唆も「自分自身でいることが一番大事」

2025年2月19日 16:33
菊池雄星はエンゼルス投手陣の柱となれるか ライブBPで9人無安打の好投 開幕投手示唆も「自分自身でいることが一番大事」
初のライブBPで打者9人を無安打で抑えたエンゼルスの菊池雄星投手
MLBエンゼルス菊池雄星投手は日本時間19日、実戦形式の打撃練習であるライブBPを実施。移籍後初のライブBPで打者9人に対し無安打、4奪三振と好投を見せました。

菊池投手はこの日最速94マイル(約151キロ)を記録。自身の投球について「最初のライブBPにしては非常に良かった。やりたいことができた」と、満足げな様子を見せます。

その“やりたいこと”について問われると、「一つはストレートの軌道がしっかりと出るか、そこが一番この時期に大事にしているので、いいストレートがいったと思いますし、チェンジアップというのも何球かいいボールがありましたので、今日はその二つをメインに、ゴールとしてやっていました」と説明する菊池投手。特に、チェンジアップについては「非常に曲がりもデータを見たら落ちていますし、去年と違う曲がりをしていました」と、変化があったと話します。

侍ジャパンの井端弘和監督からは『投手の軸』と期待されている菊池投手ですが、「候補の一人として、見ていただいているというのは非常に嬉しく思いますし、光栄なことです」と話しながらも、「そこを目指していきたいという気持ちは当然ありますけれど、まずはシーズンを通してケガなく高いパフォーマンスを出すこと、そこに集中したい」と口にしました。

一方、今オフに菊池投手と契約したエンゼルスは、昨季ア・リーグ西地区内最下位という成績。大谷翔平選手の移籍や主砲のマイク・トラウト選手の負傷により、チームは63勝99敗と球団ワーストの敗戦数を記録しました。

菊池投手は開幕シリーズで先発投手を務める可能性も示唆されており、「しっかりと自分の準備をして自分でいること、自分自身でいること、それが一番大事」と力強く語りました。エンゼルス投手陣の柱となれるか、大きな期待がかかります。
最終更新日:2025年2月19日 16:33