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「4日間氷に乗っていない」フィギュアスケート・りくりゅうペア全日本欠場へ 帰国便の大幅遅延&ロストバゲージで苦渋の決断

2022年12月22日 13:07
「4日間氷に乗っていない」フィギュアスケート・りくりゅうペア全日本欠場へ 帰国便の大幅遅延&ロストバゲージで苦渋の決断
全日本選手権の欠場を決めた三浦璃来選手(左)と木原龍一選手(右)
◇全日本フィギュアスケート選手権第1日(22日、大阪)

22日に開幕した全日本フィギュアスケート選手権。グランプリファイナルで日本人ペア初の優勝を果たした、三浦璃来選手と木原龍一選手の“りくりゅうペア”が、帰国便の遅延とロストバゲージの影響で、急きょ欠場することになりました。

「この全日本にかける思いは2人とも強くて、全日本選手権優勝が2人の今年の目標だった。どうしようもないですが、出場できないことは、ものすごく悲しい」と、語った木原選手。

本来は練習拠点のカナダ・トロントから、バンクーバーを経由し、20日までに帰国する予定だったと言います。しかし、相次ぐ飛行機の遅延やキャンセルで、日本にたどり着いたのは22日未明。大会会場のある大阪には、午前7時過ぎに到着したそうです。

さらにアクシデントは続きました。「悪いことが全て重なってしまった」と、衣装や木原選手のスケート靴がロストバゲージで届かず。「(荷物が)届いたとしても4日間氷に乗っていない状態で、安全にリフトすることは不可能なので…」と欠場することを決断。

3年ぶりに全日本選手権に出場する予定だった2人。ファンの方々への思いを聞かれた木原選手は「今シーズンたくさんの方に注目していただけるようになり、初めての全日本だったので、皆さんの前で演技をしたい思いが強かった。気持ちの整理がつかない状態」と、肩を落としました。

三浦選手は「私たち日本人にとって一番大きな国内での試合。出場することができなくて本当に残念だと思う。次にファンの皆様の前で滑れる時を目標に、これからも頑張っていきたい」と話しています。
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