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プロゴルファー・勝みなみ選手 アメリカツアー参戦へ 母親と二人三脚で挑む戦いに密着

2022年4月27日 17:25
プロゴルファー・勝みなみ選手 アメリカツアー参戦へ 母親と二人三脚で挑む戦いに密着

去年10月、初めて国内のメジャー大会で優勝し大きなタイトルを手にした、女子プロゴルファーの勝みなみ選手。勝選手は、全英オープンを制した渋野日向子選手や、アメリカツアーで6勝を挙げている畑岡奈紗選手など世界で活躍する“黄金世代”の一人で、目標は来年、アメリカツアーに参戦すること。

そんな彼女と一緒に歩み続けるのは、母親の久美さんだ。普段は大好きな野球の話で盛り上がるなど、まるで姉妹のよう。

祖父の影響で8歳でゴルフを始めてからプロを目指す娘を、久美さんは小学校の教師をしながら送り迎えなどをして支えてきた。そして勝選手が高校に入学する前、久美さんは25年勤めた教師の仕事を辞めて娘を全力で支えることに。

そんな久美さんはゴルフ経験がなく全くの素人。ゴルフのことがわからなくても、娘の夢の実現のために自分が全力で取り組む姿をみせれは娘の奮起にもつながると、新しいことにもどんどんチャレンジしていく。

安定感のあるスイングを目指し、肉体改造のトレーニングに取り組む勝選手の横には、久美さんの姿も。試合中は久美さんも4時間歩き続けるため、2年前から専門的なトレーニングを始めたのだ。

また、勝選手がアメリカツアーに参戦した時には自ら通訳を務めようと、本格的に英会話を習い始めた。そして、コーチをつけていない娘がゴルフの練習をしている時は、付きっきりで練習の様子を撮影。その動画を何度も見返して研究する勝選手から、スイングについてアドバイスを求められることもある。

今年4月、勝選手は8年前に国内女子最年少優勝を飾った思い入れのある大会に出場。早朝、久美さんがホテルに炊飯器を持ち込んで作ったおにぎりを食べて、勝選手は7位タイの好位置をキープ。

迎えた最終日。安定感のあるショットの一方で、パットがさえない娘を心配そうに見つめる久美さんは「思い切ってやっておいでと言いたい」。

最終18番ホールの第2打には渾身のショットが出た。上位には入れなかったが、勝選手は「母がゴルフ以外のことをしっかりやってくれるからゴルフに集中できる」。母の日に開催される国内メジャー大会で結果を出して、久美さんへの恩返しを誓う。


※詳しくは動画をご覧ください。(2022年4月25日放送「news every.」より)

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