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「一度も首を振らなかった」巨人・菅野智之 今季初勝利を引き寄せた小林誠司との信頼関係

2024年4月11日 11:30
「一度も首を振らなかった」巨人・菅野智之 今季初勝利を引き寄せた小林誠司との信頼関係
巨人の小林誠司選手(左)と菅野智之投手(右) 画像:日テレジータス
今月4日、シーズン初登板となった中日戦で7回無失点の好投を見せた巨人菅野智之投手が、初勝利を振り返りました。

プロ12年目を迎えた菅野投手は、シーズン初勝利が持つ意味について、「その場は嬉しいですけど、やっぱりシーズンはまだまだ長いので嬉しさは一瞬でした。その日ぐらいは喜んでもいいのかなとは思いましたけど、もう次の日からは次回登板予定のヤクルト戦のことを考えたり、映像も見始めてという感じです」と落ち着いた姿を見せました。

「去年の中盤も結構良かったんですけど、単純に投げるボールが良くてピッチングにはなってなかったと思います。やっぱり中盤から終盤にかけて力も落ちてきてましたし、ペース配分もできていなかった」と昨シーズンのピッチングを振り返った菅野投手。

「この前の中日戦はペース配分もできてましたし、抜くところも抜いてという、以前自分がやっていたピッチングを投げながらちょっと感覚を思い出していった感じだったので。久しぶりにピッチングできてるなという感覚になりました」と今季初戦のピッチングを振り返りました。

また、この試合で657日ぶりにバッテリーを組んだ同学年・小林誠司選手との“スガコバ”バッテリーについても語った菅野投手。小林選手は配球などで「ここはこれで絶対大丈夫!」などとハッキリ言い切るタイプだと言い、菅野投手もそれを疑うことなく、投げることだけに集中できるとコメント。「(サインに)一度も首を振らなかったですし、僕自身も彼のサインに応えることができたと思う。あうんの呼吸とまではいかないですけど、一度もサインに首を振ることなく1試合投げられたことはすごく価値のあることだと思います」

ファンからの注目度も高い“スガコバ”バッテリーですが菅野投手は「もちろん誠司も投げやすいし、大城(卓三)も頑張っているし。大城のことを考えると、あんまり大々的に(スガコバと)言って欲しくないなというのがある。やっぱり誰とバッテリーを組んでもやることは変わらないし、もちろん誠司への特別な思いはあるし。バッテリーを組むことがあれば、お互い今年に懸けている者同士で必死に相手を抑えたいと思います」と語ります。

昨シーズンは4勝に終わった菅野投手。復活を期す今シーズンはいくつ勝ち星を伸ばすことができるのかファンの期待も高まります。

(4月8日放送のCS日テレジータス『超ジャイアンツ』を再構成)

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