東京ヴェルディの新戦力はSNSフォロワー数300万人の人気選手 “桜の下で”活躍誓う
J2開幕から5試合を終え、3勝2分の無敗で3位と好調の東京ヴェルディが、インドネシア代表DFのプラタマ アルハン選手を獲得。25日、都内にあるインドネシア大使公邸で入団記者会見が行われました。
東京Vの中村考昭代表取締役社長は、「東京で桜が咲き始めるこの時期に、インドネシア大使公邸で会見を開いて頂き、大変感謝しております。アルハン選手にはインドネシアと日本の架け橋になって欲しいです」と期待のコメント。
江尻篤彦強化部長は、「昨シーズンから(アルハン選手を)リサーチしており、東南アジアサッカー選手権(AFFスズキカップ)を見て、獲得を決めました。アルハン選手の攻撃的なプレースタイルが、ヴェルディのサッカーにフィットすると思います。それに加えて、彼の笑顔を見てもわかるように人間性が素晴らしい。日本で成長するんだという野心も大事にして欲しい」と獲得の理由を説明しました。
期待のアルハン選手本人は、「みなさまこんにちは、初めまして。プラタマ アルハンです。どうぞよろしくお願い致します」と、まずは日本語であいさつ。そして、「日本に来て驚いたのは、街並みがきれいなこと。今回、Jリーグ屈指の名門クラブに加入し、トレーニングに参加できてとてもうれしいです。自分の持ち味である左サイドからのクロス、パスワークなどで貢献したい」と意気込みを語りました。
SNSのフォロワー数は300万人以上で、インドネシアでは絶大な人気を誇るアルハン選手。その人気ぶりについて聞かれると、「スズキカップを通して、SNSをフォローして応援してくれる人が増えてとてもうれしいし、モチベーションになります」と笑顔を浮かべます。
入団会見に同席したヘリ アフマディ特命全権大使は、「東南アジアの総人口は6億人以上なのですが、そのエリアで開催されたAFFスズキカップでベストヤングプレーヤーに輝いたアルハン選手は大変人気があります。サッカーファンでなくても多くの人々が彼のことを知っています」と、“アルハン人気”に太鼓判を押します。
アルハン選手はすでに隔離期間が明け、チームに合流してトレーニングしています。今季のJ2のリーグ戦は、10月まで開催される予定。期待の新戦力アルハン選手は、まずはコンディションを整えてアピールし、一日も早いJリーグデビューを目指します。