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大谷翔平も活用した「自動ボール/ストライク判定システム」の精度が判明 50%以上の判定が覆る結果に

2025年3月27日 2:59
大谷翔平も活用した「自動ボール/ストライク判定システム」の精度が判明 50%以上の判定が覆る結果に
ドジャースの大谷翔平選手(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
MLBは今春のオープン戦で試験導入された「自動ボール/ストライク判定システム」(略称ABS)の精度の結果についてのデータを日本時間27日に発表しました。

投手が投げたボールに対する審判のコールに異議があった場合、打者・投手・捕手にチャレンジの権利が与えられ、球場に設置された機械が改めて判断を下すこの制度。オープン戦では設備が整っている13球場でABSが試験導入され、オープン戦全体の約6割の試合をカバーしていました。12日の試合で大谷翔平選手もストライクの判断に異議を申し立てチャレンジ、判定はボールに覆っていました。

チャレンジが成功してボール/ストライクの判定が変更された割合は52.2%。捕手がチャレンジした際の成功率が最も高く56%、打者の成功率は50%、投手の成功率は41%となっています。

チャレンジは乱発されることはなく、約8割の試合でチャレンジ回数は5回以下だったといいます。

またこれにより試合時間の長さへの影響も検証されていて、チャレンジ1回あたりの所要時間は13.8秒、1試合あたりの平均回数は4.1回だったため、試合全体で見ても要した時間は平均1分未満ということになります。また、全体の傾向としては、深いカウントでチャレンジが行われることが多く、試合序盤のほうが試合終盤よりもチャレンジの成功率が高い結果となりました。
最終更新日:2025年3月27日 2:59
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