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“笑顔あふれる1日”ソフトバンク和田毅 現役22年間の最後の日 人柄あふれる引退試合の裏側に密着

2025年3月21日 7:50
“笑顔あふれる1日”ソフトバンク和田毅 現役22年間の最後の日 人柄あふれる引退試合の裏側に密着
引退記念試合で仲間に囲まれる和田毅さん(左から3人目)(写真:時事)
プロ野球ソフトバンクが19日、球団公式YouTubeを更新し、昨季に現役を引退した和田毅さんの引退記念試合の裏側を公開しました。

ソフトバンクは15日、日本ハムとのオープン戦を実施し、この試合に合わせて和田さんの引退記念試合を行いました。

和田さんはみずほPayPayドームに入ると、選手専用通路にあるたくさんのお花に驚き、「すげぇすげぇ」と連発。すべてのお花を写真に収めようと頑張ってシャッターを押しますが、あまりの多さに「これ…全部撮れないね」と諦めそうになるも、スタッフさんに「動画で一気に撮るのは?」と突っ込まれるおちゃめな姿を見せました。

その後ストレッチを終えて、アップに向かう最中に緊張しているかを聞かれますが、「何もない。全く何もない。緊張もなにもない」と現役22年間で培った平常心を見せます。しかし、いざグラウンドに出ると「しまった!スパイク忘れた」と少し緊張している様子も垣間見えました。

グラウンドでアップをしていると、和田さんの周りには自然と多くの選手が集まって来ます。その輪にはソフトバンクの選手だけでなく、この日、和田さん最後の打席に立った日本ハム・清宮幸太郎選手の姿もありました。

そんな中、和田さんはある同級生を待っています。それは日本ハムの森本稀哲コーチ。選手への指導を終えて和田さんの元にやってくると、この日の打席に自分が立つとジョークを交わしつつも「引退して何も気にせず起きれることが、うれしいようで寂しいような。今日は楽しんで、ゆっくりしてよ」とエールを送りました。

スタメン紹介で先発の和田さんの名前がコールされると観客席から応援歌が。グラウンドでキャッチボール練習をする和田さんに笑みがこぼれました。そして最後のマウンドを降り、試合後には引退セレモニーに加え胴上げも行われました。

和田さんはセレモニーを終えて、「筋肉痛で肩が上がらないかもしれないけど湿布は貼りません」とジョークを口にしつつ、最後に「話したいことはすべて話せたと思います。2025年のホークスを一緒に応援しましょう」とコメントし、現役最後の1日を締めくくりました。

引退記念試合の4日後には、MLB東京シリーズ開幕第2戦の解説を務めるなど新しい道に進んでいます。
最終更新日:2025年3月21日 7:50
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