◇プロ野球セ・リーグ 巨人8-4ヤクルト（22日、東京ドーム）

1-0で迎えた6回、ヤクルトの中村悠平選手にセーフティースクイズを決められた場面について、巨人の原辰徳監督は「1-0で完全にしてやられたという」などと苦言を呈しました。

場面は1アウト1、3塁。先発の山崎伊織投手が投じた初球がど真ん中に入ると、それを中村選手にうまく転がされます。山崎投手はバックトスで本塁に送球も、タイミングは悠々セーフで、1点を献上した上、1つもアウトを取れない結果となりました。

「ああいう1-0という観点で、余裕のないような・・・あそこはボール球から入るというのが。簡単にストライクから入って、スクイズを決められるというのは、いかがなものか、というところですね」

結局6回は4失点。ベンチに戻った大城卓三選手と原監督がしばらく話し込む姿がありました。

「われわれが追い詰めた感じで、野球をやらせているんではないか、というのが私の反省でね」と自戒の念も。そして、「1点くらい決められたっていいじゃないか。1つのアウトを取るぜ、という切り替えも必要だよというところでね」と続けました。