田中将大「もう1度2桁勝利」 復活のカギは"腕の振り” 菅野智之再生の名コーチ指導で「すでにクリアになりつつある」
その中で大きな話題になっているのが楽天から移籍した田中将大投手です。
阿部慎之助監督も「やっぱり不思議。『マーくんいるな』と僕も思っちゃう」と言わしめる田中投手は今回の春季キャンプで投球フォームの改造を行っています。
2021年にメジャーから日本球界へと復帰した田中投手ですが、これまでの4シーズンは全て負け越し。昨シーズンは自己ワーストの0勝1敗に終わっていました。
今季復活のカギを田中投手は「(腕の振りが)どうしても悪くなってきていて、横振りになってしまっていた所が縦の振り。縦に体を使うという所。若い頃は意識しなくても多分出来ていたと思う」と腕の振りをあげました。
そんな田中投手につきっきりで指導するのは久保康生巡回投手コーチ。23年4勝と不調だった菅野智之投手を指導し、昨季リーグ最多15勝と復活へ導いた名コーチです。
2日の練習ではバットを用いて腕を縦に振り下ろす意識付けをする練習を行うと、3日のブルペンでは久保コーチから「右の腰で背負い投げのようにポーンとかわしているみたいな感じで(投げる)」と声がけを受け、練習に励みました。
野茂英雄さん、黒田博樹さん、ダルビッシュ有投手に次ぐ史上4人目の日米通算200勝達成まではあと「3」。再起を図る田中投手は「連日久保コーチに付いていただいて、ここ数年思うように投げられていなかった部分がすでにクリアになりつつある。感触はすごくいい。もう1度2桁勝利、先発をやるのであれば勝ちたいですし、去年投げられていないので、ローテーションに開幕迎える時には入れるようにキャンプ・OP戦を頑張っていきたい」と話しました。
(2月3日放送 日本テレビ「news zero」を再構成)