日本レスリング協会は6日、世界選手権の代表選考会を兼ねた、全日本選抜選手権（6月16日～19日、駒沢体育館）の記者発表を行いました。

大会は3年ぶりに有観客で行われ、東京五輪メダリストたちが、五輪後初の大会に臨みます。

女子フリースタイルでは、62キロ級の川井友香子選手など、3人の金メダリストがエントリー。

女子日本代表の金浜良ヘッドコーチは「日本の女子のレベル、層の厚さ。世界トップの戦いが見られる。きつい試合になると思うが、（五輪メダリストたちには）プライドを持って堂々と戦って欲しい」と、期待を語りました。

また、5月に第1子を出産し今大会を欠場する、57キロ級金メダリストの川井梨紗子選手については、「（パリ五輪に向けて）動き始めています。どれぐらいのレベルで、どうやっていくか、準備していきたいと。本人はやる気でいます」と、2024年のパリ五輪へ意欲を示していることを明かしました。

川井選手は、女性アスリートの育児と競技の両立を支援するJISS（国立科学スポーツセンター）に相談するなど、復帰に向けて準備していくということです。