屈強なエースを苦しめたのは女性の倉橋香衣 車いすラグビー匠の技で金メダル獲得
相手選手に一番嫌な選手と言わせた車いすラグビーの倉橋香衣選手(左)(写真:SportsPressJP/アフロ)
パリパラリンピックの車いすラグビーで金メダルに輝いた池透暢選手、池崎大輔選手、倉橋香衣選手が勝負の鍵を明かしました。
池崎選手は「本当に苦しくて初めて池に弱音を吐いた。怖い」と当時の心境を振り返ります。
池選手が「奇跡としか思えないことが起こりました」と話したのは準決勝で戦った世界ランク1位のオーストラリア戦。日本は過去3大会、全て準決勝で敗れ鬼門となっていました。
その中で選手らが語る奇跡のスーパープレーが2つあったと話します。
1つめは3人の“連係ディフェンス”。ゴール前で繰り広げられた攻防戦。池選手は「(相手が)コーンの狭いところで寄せた瞬間3人が並んでガードして動けないようにした。その間に池崎さんが背中を向けたクリス・ボンド選手を押し出して、逃げるためにパスをだそうとしたのを自分がキャッチした。全員のリカバリーのディフェンスが完璧にできていた瞬間」と解説します。
2つめは“エースをブロック”。屈強な体つきでエースのライリー・バット選手が攻撃に転じた際、ブロックに入ったのは守備のスペシャリストと呼ばれる女性の倉橋選手です。
車いすラグビーのブロックとは車いすのバンパー部分を相手選手のタイヤに引っかけて動きを制するやり方。エースが動けないことで相手の攻撃の勢いを弱めることができます。
池崎選手はこのプレイに「どこに目がついているのかなとおもうくらい後ろからくる選手をビシッと止める。相手をひっかける。エースのライリーやボンドは日本の選手で一番嫌なのは倉橋選手と言ってた」と話しました。
第4ピリオドまでオーストラリアを追う状況が続いた日本ですが、延長まで持ち込み、相手のパスをカットすると池選手がトライ。日本は52-51で勝利しました。
池選手は「(倉橋選手の)ああいうシーンがあるからこそラストのトライが生まれた。MVPじゃないですか」と褒めると、「一生分ほめてもらいました」と倉橋選手は両手を挙げて喜びました。
(9月14日放送の日本テレビ『Going! Sports&News』を再構成)
池崎選手は「本当に苦しくて初めて池に弱音を吐いた。怖い」と当時の心境を振り返ります。
池選手が「奇跡としか思えないことが起こりました」と話したのは準決勝で戦った世界ランク1位のオーストラリア戦。日本は過去3大会、全て準決勝で敗れ鬼門となっていました。
その中で選手らが語る奇跡のスーパープレーが2つあったと話します。
1つめは3人の“連係ディフェンス”。ゴール前で繰り広げられた攻防戦。池選手は「(相手が)コーンの狭いところで寄せた瞬間3人が並んでガードして動けないようにした。その間に池崎さんが背中を向けたクリス・ボンド選手を押し出して、逃げるためにパスをだそうとしたのを自分がキャッチした。全員のリカバリーのディフェンスが完璧にできていた瞬間」と解説します。
2つめは“エースをブロック”。屈強な体つきでエースのライリー・バット選手が攻撃に転じた際、ブロックに入ったのは守備のスペシャリストと呼ばれる女性の倉橋選手です。
車いすラグビーのブロックとは車いすのバンパー部分を相手選手のタイヤに引っかけて動きを制するやり方。エースが動けないことで相手の攻撃の勢いを弱めることができます。
池崎選手はこのプレイに「どこに目がついているのかなとおもうくらい後ろからくる選手をビシッと止める。相手をひっかける。エースのライリーやボンドは日本の選手で一番嫌なのは倉橋選手と言ってた」と話しました。
第4ピリオドまでオーストラリアを追う状況が続いた日本ですが、延長まで持ち込み、相手のパスをカットすると池選手がトライ。日本は52-51で勝利しました。
池選手は「(倉橋選手の)ああいうシーンがあるからこそラストのトライが生まれた。MVPじゃないですか」と褒めると、「一生分ほめてもらいました」と倉橋選手は両手を挙げて喜びました。
(9月14日放送の日本テレビ『Going! Sports&News』を再構成)
最終更新日:2024年9月18日 6:30