アジアから世界へそしてオリンピックへ 池田高校の2年生が初めて女子レスリングの国際試合出場【徳島】
6月に開催されるレスリングのアジア選手権に、徳島県池田高校2年生の柳生実咲(やぎゅうみさき)選手が出場します。
徳島県内の高校から、女子レスリングの国際試合に出場するのは柳生選手が初めてです。
女子レスリング界期待のホープは、一見、どこにでもいるごく普通の女子高生です。
(池田高校 柳生実咲さん(2年))
「きょうはよろしくお願いします。(Q.趣味とかありますか?)昔、ピアノ習ってたので、ピアノを弾くのが趣味です」
池田高校レスリング部の柳生実咲選手、2年生です。
東みよし町出身の柳生選手は、2024年4月、東京で開かれた全国大会で17歳以下の部の65kg級に出場して準優勝。
県内の高校女子選手としては初めて、国際大会への切符を手にしました。
(U17アジア選手権に出場 柳生実咲選手(2年))
「海外に行くのも初めてだし、外国の選手と試合するのも初めてなので、ちょっと不安の方が強かったけど、決まった時はめっちゃ嬉しかったです」
柳生選手は、身長156cmと決して大きくはありませんが、体がやわらかくボディコントロールに優れています。
しかし指導する伊丹弘監督は、柳生選手がここまで強くなった一番の理由は、その性格だといいます。
(池田高校レスリング部 伊丹弘監督(46))
「一番の強みは負けん気の強さ。誰にも負けたくない、自分が一番になりたいって、そういう想いがとても強い選手です」
レスリングは、直径9mのサークル内で両肩をマットにつけてフォールを奪ったり、相手を投げるなどして得たポイントで勝敗を競います。
体のやわらかさを生かし、相手に背後を取らせない粘り強いレスリングが柳生選手の持ち味です。
(池田高校レスリング部 伊丹弘監督(46))
「ディフェンス面、そこで相手に点をとられにくい、ブロックというか、相手の技を防ぐ、その技術は高いものがあります。で、そこから相手が技を仕掛けてきた時にカウンター、そのタイミングというのも非常にいいものがある」
(池田高校レスリング部 伊丹弘監督(46))
「入られた、やらない、やらない...まだ、我慢、我慢。スイッチ、そう、ついてく、左足」
「今のはタックルが入った時にまっすぐ左足が出ずに止まったので、左足をまわしてほしいのと、あとはポイントとられそうになったのを、スイッチって体を入れ替えるところのアドバイスをしてたところ。相手の体重を受けながらでも自分がポイントにできる強みを持ってる選手なので、そこはもっともっと磨いていけると思う」
4人きょうだいの末っ子だという柳生選手は、レスリングをしていたきょうだいの影響で幼稚園のころから地元の教室に通いました。
兄の達哉さんは今、部のコーチも務めています。
(兄でコーチの柳生達哉さん(22))
「毎日できるだけ一緒に(練習を)やるようにしてます。(アジア大会を)頑張ってきてほしいです」
柳生選手は、2023年5月、練習中に左膝じん帯を断裂する大けがを負ってしまいます。
しかし、下半身が動かせない間も、体幹や上半身の筋力アップを地道に行ってきました。
(U17アジア選手権に出場 柳生実咲選手(2年))
「筋肉がまだ全然ないので、朝早く来て筋トレしたり、練習終わってからも筋トレしてパワーをどんどんつけていってます」
けがから復帰後は、毎日、放課後2時間ほど練習しています。
男子相手のスパーリングで、スピードとパワーを養います。
(男子部員)
「男子にも負けないぐらい力が強くて、くずそうと思っても体幹が強くてなかなかくずれにくくて、くずれてもすぐに自分の体勢をとって、なかなか手ごわい相手です」
「試合でも練習でも自分からガツガツ攻めていって、尊敬できる選手です」
練習後は、マネージャー手作りのおにぎりで栄養補給、育ち盛りですもんね。
(U17アジア選手権に出場 柳生実咲選手(2年))
「(Q.練習後はお腹空きますか?)はい。(Q.好きな食べ物は?)うどんです」
(マネージャー)
「(柳生選手は)明るくてフレンドリーで、(普段と練習の)メリハリをきちんとできていて、すごい人だなと思いました」
吉田沙保里や伊調姉妹など、長らく世界のトップに君臨してきた日本の女子レスリング。
国際大会デビューとなる柳生選手は、どんな活躍を見せてくれるのでしょうか。
(U17アジア選手権に出場 柳生実咲選手(2年))
「パワーで捕まえてくると思うので、うまくそれをかわして自分のペースに持っていって、今、練習してる全力を出して、金メダルを獲って帰ってくることが目標です」
アジアから世界、そしていつかは夢の舞台オリンピックへ。
4年後のロサンゼルスでは、日の丸をつけて戦う柳生選手の姿が見られるかもしれません。
柳生選手が出場する17歳以下のアジア選手権は、6月22日から中東のヨルダンで開催されます、
金メダルに期待しましょう。
徳島県内の高校から、女子レスリングの国際試合に出場するのは柳生選手が初めてです。
女子レスリング界期待のホープは、一見、どこにでもいるごく普通の女子高生です。
(池田高校 柳生実咲さん(2年))
「きょうはよろしくお願いします。(Q.趣味とかありますか?)昔、ピアノ習ってたので、ピアノを弾くのが趣味です」
池田高校レスリング部の柳生実咲選手、2年生です。
東みよし町出身の柳生選手は、2024年4月、東京で開かれた全国大会で17歳以下の部の65kg級に出場して準優勝。
県内の高校女子選手としては初めて、国際大会への切符を手にしました。
(U17アジア選手権に出場 柳生実咲選手(2年))
「海外に行くのも初めてだし、外国の選手と試合するのも初めてなので、ちょっと不安の方が強かったけど、決まった時はめっちゃ嬉しかったです」
柳生選手は、身長156cmと決して大きくはありませんが、体がやわらかくボディコントロールに優れています。
しかし指導する伊丹弘監督は、柳生選手がここまで強くなった一番の理由は、その性格だといいます。
(池田高校レスリング部 伊丹弘監督(46))
「一番の強みは負けん気の強さ。誰にも負けたくない、自分が一番になりたいって、そういう想いがとても強い選手です」
レスリングは、直径9mのサークル内で両肩をマットにつけてフォールを奪ったり、相手を投げるなどして得たポイントで勝敗を競います。
体のやわらかさを生かし、相手に背後を取らせない粘り強いレスリングが柳生選手の持ち味です。
(池田高校レスリング部 伊丹弘監督(46))
「ディフェンス面、そこで相手に点をとられにくい、ブロックというか、相手の技を防ぐ、その技術は高いものがあります。で、そこから相手が技を仕掛けてきた時にカウンター、そのタイミングというのも非常にいいものがある」
(池田高校レスリング部 伊丹弘監督(46))
「入られた、やらない、やらない...まだ、我慢、我慢。スイッチ、そう、ついてく、左足」
「今のはタックルが入った時にまっすぐ左足が出ずに止まったので、左足をまわしてほしいのと、あとはポイントとられそうになったのを、スイッチって体を入れ替えるところのアドバイスをしてたところ。相手の体重を受けながらでも自分がポイントにできる強みを持ってる選手なので、そこはもっともっと磨いていけると思う」
4人きょうだいの末っ子だという柳生選手は、レスリングをしていたきょうだいの影響で幼稚園のころから地元の教室に通いました。
兄の達哉さんは今、部のコーチも務めています。
(兄でコーチの柳生達哉さん(22))
「毎日できるだけ一緒に(練習を)やるようにしてます。(アジア大会を)頑張ってきてほしいです」
柳生選手は、2023年5月、練習中に左膝じん帯を断裂する大けがを負ってしまいます。
しかし、下半身が動かせない間も、体幹や上半身の筋力アップを地道に行ってきました。
(U17アジア選手権に出場 柳生実咲選手(2年))
「筋肉がまだ全然ないので、朝早く来て筋トレしたり、練習終わってからも筋トレしてパワーをどんどんつけていってます」
けがから復帰後は、毎日、放課後2時間ほど練習しています。
男子相手のスパーリングで、スピードとパワーを養います。
(男子部員)
「男子にも負けないぐらい力が強くて、くずそうと思っても体幹が強くてなかなかくずれにくくて、くずれてもすぐに自分の体勢をとって、なかなか手ごわい相手です」
「試合でも練習でも自分からガツガツ攻めていって、尊敬できる選手です」
練習後は、マネージャー手作りのおにぎりで栄養補給、育ち盛りですもんね。
(U17アジア選手権に出場 柳生実咲選手(2年))
「(Q.練習後はお腹空きますか?)はい。(Q.好きな食べ物は?)うどんです」
(マネージャー)
「(柳生選手は)明るくてフレンドリーで、(普段と練習の)メリハリをきちんとできていて、すごい人だなと思いました」
吉田沙保里や伊調姉妹など、長らく世界のトップに君臨してきた日本の女子レスリング。
国際大会デビューとなる柳生選手は、どんな活躍を見せてくれるのでしょうか。
(U17アジア選手権に出場 柳生実咲選手(2年))
「パワーで捕まえてくると思うので、うまくそれをかわして自分のペースに持っていって、今、練習してる全力を出して、金メダルを獲って帰ってくることが目標です」
アジアから世界、そしていつかは夢の舞台オリンピックへ。
4年後のロサンゼルスでは、日の丸をつけて戦う柳生選手の姿が見られるかもしれません。
柳生選手が出場する17歳以下のアジア選手権は、6月22日から中東のヨルダンで開催されます、
金メダルに期待しましょう。