香川県は、パリオリンピックレスリング男子で金メダルを獲得した、高松市出身の日下尚選手の偉業をたたえ、新たに県民栄誉賞を創設し、贈ることを発表しました。

　池田知事が19日の定例会見で明らかにしました。オリンピック初出場の日下選手は、レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級で金メダルを獲得。香川県出身者としては初となる個人種目での金メダルです。

　県では文化勲章の受章者や、オリンピックメダリストなどをたたえる特別功労による知事表彰はありますが、日下選手の功績を考慮し、新たに県民栄誉賞を創設することを決めました。

（池田豊人知事）「広く県民に勇気と希望を与えて頂いた後に続く子ども達に対しての希望という面では、大きなものがあったのではないか。」

　また日下選手は、うどん好きとして知られていますが、「うどん県副知事」への就任は現時点で無いということです。

県民栄誉賞の授与式は8月23日に開く予定で、このほか高松市も市民栄誉賞を贈る方向で検討しています。