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皇后杯出場へ山梨県勢3チームが関東予選に挑む なでしこ2部2位・ふじざくらは「攻守のスイッチ」を徹底

2024年8月28日 20:05
皇后杯出場へ山梨県勢3チームが関東予選に挑む なでしこ2部2位・ふじざくらは「攻守のスイッチ」を徹底
中盤でプレーする三田選手

 9月1日に茨城県で開幕する皇后杯全日本女子サッカー選手権大会関東予選。山梨から出場する3チームのうち、2年ぶりの本戦出場を目指すのが、FCふじざくら山梨(なでしこリーグ2部)です。短期決戦へ闘志を燃やすチームを取材しました。

■2年ぶり3回目の本戦へ リーグ戦は好調

菅百花主将

「昨年は本戦に出場できず個人的にかなり悔しかった。まず予選を乗り切りたいという気持ちが強い」

 2021年度、22年度に続き、クラブ史上3回目の皇后杯本戦出場を目指すふじざくら。なでしこ2部では現在、1部昇格の可能性がある2位につけています。

 今季は17試合で25得点を挙げ、昨季全18試合の16得点を11も上回っています。

 また、失点数もリーグで2番目に少ない11。得点、失点ともにリーグ上位の成績です。

菅主将

「手応えは感じているし、追いつかれても抜き切る力や、負けない力もついてきている」

 現在はリーグ中断期間ですが、選手たちは激しいポジション争いを繰り広げています。

渡辺海監督

「出場時間が短かった選手たちが7月、8月の練習試合を経て頼もしく成長してくれている。競争は必然的に起きている印象」

 熾烈なチーム内競争の中で迎える皇后杯関東予選。トーナメントを勝ち抜き、6枚の本戦切符をつかむための鍵は―。

渡辺監督

「攻守の切り替え、守備から攻撃、攻撃から守備という局面は、この夏の暑い時期だからこそ徹底しなければいけない」

■攻守のスイッチ「先読みを意識」

 攻守のスイッチを入れるのはFW三田幸望選手(23)。リーグ戦全試合先発のルーキーがボランチとして中盤を支配し、勝利に導きます。

三田選手

「切り替えは先読みする力が求められる。相手や仲間の立ち位置によって次にどういう状況になるかを先読みして動くことを意識している。皇后杯関東予選で勝っていい流れでリーグ戦を迎えたい。絶対勝って本戦に行きたい」

 県勢ではこのほか、山梨学院大(関東大学リーグ)と山梨学院レッドサンダーズ(県代表)も関東予選に出場。24チームによるトーナメント戦が繰り広げられます。

■県勢の初戦のカード

FCふじざくら山梨
2回戦 9月7日
東京国際大(埼玉県代表)-早稲田大(昨季関東リーグ1部4位)の勝者

山梨学院大
2回戦 9月7日
鹿島学園高(昨季関東U-18リーグ1部4位)-前橋育英高(群馬県代表)の勝者

山梨学院レッドサンダーズ
1回戦 9月1日
帝京平成大(昨季関東大学リーグ1部2位)
(「YBSスポーツ&ニュース 山梨スピリッツ」2024年8月25日放送)

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