伝統の「豆腐あぶり」その由来は?子どもたちがふるさとへの学びを深める 郷土かるたにも挑戦!
いろりであぶった豆腐を食べて、来年の無病息災を願う、東成瀬村の伝統行事「豆腐あぶり」を、地元の小学生が体験しました。
村の歴史や名所などが描かれた郷土かるたの大会も開かれ、子どもたちがふるさとへの学びを深めました。
東成瀬小学校は、毎年この時期に、4年生を対象にしたかるた大会を開いています。
使うかるたは、村の歴史や名所などが描かれている郷土かるたで、遊びを通してふるさとを学びます。
かるた大会のあとは、来年の無病息災を願う師走の村の伝統行事「豆腐あぶり」を体験しました。
「昔は1年間に1回、12月の締めの8日の辺りにお医者さんさ薬代を払いに行く。なかなかじぇんこがねぇもんだから、来年こそは医者にかからない、恥をかかせるというので、白い豆腐さみそをつけると、恥をかかせるというので」
「豆腐あぶり」は、かつて、診療代や薬代を払えない村人が、来年は医者にかからず健康でいられるようにと、医者の面目をつぶす意味合いを込めて、医者のスネに見立てた豆腐をいろりであぶり、味噌をつけて食べたのが始まりといわれています。
伝統はいまも受け継がれていて、フライパンやホットプレートなどで豆腐をあぶって食べる家庭もあるということです。
児童
「みそがついてて、しょっぱくておいしかったです」
「東成瀬村のことが前よりも分かったことが勉強になりました」
「楽しくて健康な一年になると思います」
今年も残すところ半月あまり。
児童たちは、伝統行事を通してふるさとへの学びを深めながら、健康に新年を迎えることを願いました。