横手でスイカ、大館でとんぶり…子どもたちが地域の特産の苗植え体験
県内一のスイカの産地、横手市で、小学生が苗植えを体験しました。
8月下旬に収穫も体験し、給食の時間に全校児童で味わうということです。
スイカの苗を植えたのは、雄物川小学校の4年生です。
総合的な学習の時間に、地域を代表する農産物のスイカについて学んでいます。
7日に学校の畑に植えたのは、シャリシャリとした食感と甘さが際立つ県のオリジナル品種「あきた夏丸」です。
児童たちは、根付きが良くなるように苗を充分に水に浸したあと、農家の指導を受けながら丁寧に植えていきました。
植えた苗は、全部で24本。
順調に生長すれば、1つの苗から3玉から5玉ほど実をつけ、約100個のスイカが収穫できます。
子どもたちはスイカの生長を観察しながら学びを深め、夏休み明けの8月下旬に収穫も体験します。
給食の時間に全校児童で味わうほか、ジャムへの加工も行われるということです。
一方、大館市比内町にある特産のとんぶり畑です。
とんぶりは、ホウキギの実を加工したもので、地元の東館小学校では、2013年から子どもたちがホウキギの苗植えや収穫を体験していてます。
7日は、3年生から5年生の児童18人が、約10アールの畑に、農家の手ほどきを受けながら、苗を植えました。
とんぶりは去年、夏の記録的な暑さの影響で収穫量が大きく減りました。
出荷量がゼロになった農家がいたほか、児童が苗を植えた畑も影響を受けました。
とんぶり農家は、今年、対策に力を入れることにしています。
秋になると約1メートル50センチにまで生長するというホウキギ。
子どもたちは、今年も9月に、収穫作業を体験します。