秋田県内で1日に約100件…110番通報を受けた際の対応は?若手警察官が技術を競う
110番通報を受けた際の対応技術を競う大会が、県警察本部で開かれました。
若手の警察官が、日頃の鍛錬の成果を披露するとともに、今後の課題を確認し合いました。
この競技会は、110番通報を受けた際の初動対応能力を向上しようと、県警察本部が開いたものです。
通報を受けて指示を出す役と、現場で捜査する役の2人1組で競います。
8日は、秋田駅前の交番で強盗殺人未遂事件が起こり、警察官1人がけがを、また犯人が凶器を持って逃走しているという想定で行われました。
県内すべての警察署から1組ずつ、経験年数が比較的短い若手の警察官が出場しました。
指示の的確さや現場での聞き取り方、無線での話し方などが審査されます。
出場した警察官は、あらゆる情報を取捨選択しながら現場に指示を出し、犯人の様子や逃走経路などを確認して、迅速な事件解決を目指しました。
指令役
「人の動かし方、パトカーの動かし方っていうのが、現場がいろいろなところで起きますから、非常に難しかったです」
現場役
「現場でも無線報告を確実に行って、素早く丁寧に対応できたらいいなと思います」
県内では、1日に100件ほどの110番通報が寄せられ、速く正確な対応が欠かせません。
県警察本部は、人材の育成を図るため、今後もこのような競技会を続けていくことにしています。