いぶりがっこがクラフトビールに!使うのは漬け汁
秋田を代表する名産品の一つ「いぶりがっこ」の漬け汁を活用したクラフトビールが完成しました。
いぶりがっこ独特の風味とうま味をいかしたすっきりとした味わいのビールに仕上がっていて、10日から店頭に並びます。
新たに販売されるクラフトビールは、県内のいぶりがっこ製造会社2社とクラフトビールメーカー、それに県の総合食品研究センターが協力し、およそ半年かけて開発しました。
ビールの新たな原料として着目したのが、秋田を代表する名産品の一つ、「いぶりがっこ」を漬け込んだ後に出る「漬け汁」です。
いぶりがっこを取り出したあと、これまで廃棄物として捨てられていた漬け汁。
それを有効活用して開発されたビールは2種類あります。
このうち羽後町のいぶりがっこ製造会社「ゆめ企画 須藤健太郎商店」のビール「KINNOKURA Ale」は、漬け汁に含まれたいぶりがっこの風味とうま味を最大限いかしました。
焙煎した麦芽もバランス良く配合されていて、濃厚ながらすっきりとした味わいに仕上がっています。
ゆめ企画 須藤健太郎商店 薄井あゆみ社長
「今後はクラフトビールだけでなく、構想段階ですけど、ドレッシングとかタレとか、料理に使えるようなものに商品化できればいいかなと思っています」
いぶりがっこの香りただようクラフトビールは、10日から羽後町の「道の駅 うご 端縫いの郷」などで販売されます。