安心してスポーツを!クマ目撃相次ぐ秋田市雄和の椿川地区で草木の刈り払い作業
毎年クマの目撃情報が後を絶たない秋田市雄和の椿川地区で、草木の刈り払い作業が行われました。
クマが人の行動エリアに近付くのを防ぐための取り組みです。
作業が行われたのは、国際教養大学の学生寮の裏手にある、グラウンドゴルフ場です。
18日は、周辺の施設で組織するクマ対策協議会のメンバーと、秋田林業大学校の学生30人あまりが集まり、周辺の草木を刈り払いました。
秋田市雄和の椿川地区には、スポーツ施設が多く集まり、その利用者は年間50万人を超えています。
しかし、周辺は森林に囲まれていて、クマの目撃情報が後を絶ちません。
このため、4年前から毎年草木を刈り払い、クマが人の行動エリアに近づくのを防ぐ取り組みを行っています。
雄和椿川地区熊対策協議会 畠山勇人 会長
「クマとの共生が大事だと思いますけど、共生を目指しながら、皆さんが安全で安心に来られるような環境作りを、この地域みんなで継続して取り組んでいきたいと思っています」
協議会では、普段からクマへの注意を呼びかける看板を設置したり、巡回を行ったりするなど、クマ被害防止に努めています。
今後も利用者が安心してスポーツなどを楽しめる環境を整えていくことにしています。